ペレットはハムスターの主食として必要な栄養素がバランスよく含まれているため、ハムスターがペレットを食べなくなるのは心配です。
この記事では、ハムスターがペレットを食べない原因を詳しく解説し、原因別の対処法を解説していきます。
この記事はこんな人におすすめ！
- ハムスターペレットを食べない
- ペレットを残す原因を知りたい
- ペレットを食べさせる方法を知りたい
ハムスターにペレットが必要な理由
ハムスターの主食であるペレットですが、なぜペレットを食べさせる必要があるのでしょう？
必要な栄養素の摂取
ペレットはハムスターが健康を維持するための栄養バランスが整っています。ペレットを主食にすることで、栄養不足や過剰摂取を避けることができ、長期的な健康を支えます。
ペレットはハムスターの食事の基礎です。
歯の健康維持
ハムスターの歯は成長し続けます。ペレットのような硬いものを噛むことで自然な形で歯をすり減らし、過剰に歯が成長するのを抑える役割を果たします。歯の不正咬合を防ぎ、口腔内の健康を支えます。
ハムスターがペレットを食べない！原因別の対処法
ハムスターがペレットを残す原因別にどんな対処方法があるのか解説していきます。
原因1：ペレットの味に飽きた
- Qハムスターが小さい頃から同じペレットをあげていますが、最近残すようになってしまいました。
- A
ペレットの味に飽きてしまった可能性があります。新しいペレットを混ぜて与えてみましょう。
ハムスターも人間と同じように、同じ味に飽きてしまうことがあります。毎日同じペレットを与え続けると、時にはハムスターが飽きてしまい、ペレットを残してしまうことがあります。
同じペレットの味に飽きてしまった場合には、新しいペレットを混ぜてみて食欲が戻るか様子を見てみましょう＊急に全部は変えず、少しずつ新しいものを混ぜるのがポイントです！
ハムスターにもペレットの好みがあるので、色々試してみるのがおすすめです。
\ おすすめのキンクマハムスターフード /
原因2：新しいペレットに慣れていない
- Q新しいペレットに変更したら食べなくなってしまいました。
- A
前に使っていたペレットを混ぜて与えてみましょう。
新しいペレットに切り替えたばかりの場合、ハムスターがにおいや味、食感に慣れず、食べるのをためらってしまうことがあります。今まで食べていたペレットを混ぜて与え、新しいペレットに徐々に慣らしていきましょう。
原因3：ミックスフードを与えている
- Qハムスターの食事にミックスフードを与えていますが、ペレットだけ残してしまいます。
- A
ペレット以外のドライフルーツや種子などの量を減らしてみましょう。
ハムスターは選り好みをします。ミックスフードには種子やドライフルーツなどが含まれていますが、ペレットよりも好む傾向があるので、種子やドライフルーツの美味しい部分だけを食べてしまいがちです。
ミックスフードをあげる際には、ペレット以外の種子やドライフルーツなどの量を減らして与えるか、他のペレットと一緒に混ぜてあげるようにしてみましょう。
原因4：古いエサを隠し持っている
- Qハムスターがペレットを残すようになりました。最近忙しくてケージ内の掃除ができていません。
- A
ハムスターが古いエサをたくさん隠し持っている可能性があります。古いものをずっと置いておくのは衛生的にも良くないので、一度取り除いてみましょう。
ハムスターは食料を隠す習性があります。ハムスターの寝床などをよく確認し、隠したエサが残っていないか探しましょう。隠したエサがたくさん残っている場合、新しいエサを食べる量が減ることがあります。
古くから隠しているエサの場合には掃除をして取り除きましょう。
原因5：おやつの与え過ぎ
- Qおやつに野菜をたくさん与えたらペレットを食べなくなってしまいました。
- A
ハムスターが1日に食べる量は決まっています。おやつの量を少しに減らして、ペレットを食べるようになるか様子を見てみましょう。
ハムスターの1日の食事量は体重の約10%が適量と言われています。種子や野菜フルーツなどのおやつを与え過ぎると、主食のペレットを食べる量が減ります。おやつは高カロリーで美味しいため、ハムスターはそちらを優先して食べてしまうためです。
おやつはあげすぎす、コミュニケーションのために少しだけあげるようにしましょう。
原因6：体調不良やストレス
- Q最近巣箱からあまり出てきません。ペレットもあまり食べていないようです。
- A
ハムスターの体調不良やストレスが考えられます。しばらく様子を見て変わらないようであれば病院で診てもらいましょう。
体調不良やストレスが原因で、ハムスターがペレットを食べなくなることがあります。ケージ内を掃除した時などケージ内の環境変化がストレスを引き起こし、食欲を低下させる場合もあります。
巣箱からなかなか出てこない場合には体調不良やストレスを抱えている可能性があります。しばらく様子を見て変わらないようであれば病院で診てもらいましょう。
原因7：歯のトラブルや不正咬合
- Q食欲はあるのですが、ペレットなど硬いものは残してしまいます。
- A
歯が伸びすぎていないか確認しましょう。不正咬合になると硬いものを食べにくくなります。
歯が過剰に伸びたり、曲がったりすることで不正咬合になってしまうと、ハムスターは食べ物を噛むことが困難になり、ペレットを食べるのを避けるようになります。
歯に異常が見られる場合には病院へ連れていき対応してもらいましょう。
原因8：高齢になって硬いものが食べられない
- Q2歳をすぎたハムスターです。最近ペレットを残すようになりました。
- A
高齢になると硬いものを食べることが難しくなってきます。ペレットをふやかしたり砕いて与えてみましょう。
高齢のハムスターは硬いペレットを噛むのが難しくなり、柔らかい食べ物を好むようになります。ペレットを食べやすくする工夫をしましょう。
▼ふやかして与える
ペレットを少量のお湯でふやかして柔らかくすることで、食べやすくなります。熱を冷ましてからハムスターに与えましょう。
ハムスターの健康を維持しよう
ハムスターがペレットを食べないことに気づいたあなたは、ご自身のハムスターの健康管理がしっかりできている証拠です。対策を講じ、ハムスターの健康をサポートしましょう！
