ハムスターはかわいらしい見た目と手軽な飼育方法で、多くの人から愛されています。この記事では、ハムスターが飼育しやすい理由と、飼育するときに注意すると良いポイントについて詳しくご紹介します。初心者さんがハムスターを幸せに育てるためのお役立ち情報が満載です*
ハムスターが飼育しやすい理由
ハムスターが飼育しやすい理由は、サイズが小さいことや手軽な飼育方法、親しみやすい性格などがあげられます。
小さくて夜行性なのだ
都心でも飼いやすいサイズ感
ハムスターは小型の動物であり、比較的小さなケージやスペースで飼育することが可能です。そのため、都市部や一人暮らしワンルームの狭い居住空間でも気軽に飼うことができます。
犬や猫などの他のペットと比較すると、飼育に必要なケージやアイテムなどはお手軽なお値段で入手可能で、初心者でも飼い始めやすいです。ペットショップやネットショップにはハムスターグッズが豊富に取り揃えられているので、入手に困ることもありません。
お世話が簡単
ハムスターのお世話は比較的簡単です。毎日のお世話はエサや水の交換、トイレ掃除などです。ケージの中で生活しているため掃除も簡単ですし、犬のように毎日のお散歩も必要ありません。
ハムスターはキレイ好きなので、自分で毛づくろいをしたり砂浴びをすることで体をキレイに保ってくれます。お風呂に入れる必要もなくお世話が簡単です。
夜行性の生活スタイル
ハムスターは夜行性の習性を持つため、働き世代の方々におすすめです。ハムスターは日中はほとんど寝ており、夜に起きて活発的に活動をします。日中は仕事で忙しい方でも、仕事から帰ってきた夜にお世話をして一緒に遊ぶことができます。
犬や猫の場合、日中に仕事があるとペットが活動的な時間に構ってあげられなかったり、十分にお世話をしてあげられなかったりしますが、夜行性のハムスターは働きながらでも比較的飼いやすいペットです。
入手しやすい生体価格
ハムスターの種類にもよりますが、一般的なゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターの価格は1,000〜3,000円で入手が可能です。小動物を取り扱っているペットショップやホームセンターでも取り扱いが多く、入手しやすくなっています。
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親しみやすく愛らしい仕草
ハムスターは人懐っこい性格で、飼い主とのコミュニケーションを楽しむことができます。おやつを手からあげたり、手に乗せてなでたりおもちゃで遊ぶことができます。
ほおぶくろにエサをつめる姿や毛づくろいをする姿はとてつもなく愛らしく、日々のストレスを吹き飛ばしてくれるヒーリング効果があります。
ハムスターを飼育する時の注意ポイント
ハムスターは飼育しやすい小動物ですが、飼育する際には注意するポイントがあります。事前に知っておくと役立つ情報を解説していきます。
回し車の音に注意
みなさんご存知の通りハムスターは回し車を走ります。回し車が回る音は意外と大きく、騒音がストレスのもとになります。夜行性のハムスターは夜に活発的に回し車で遊ぶため、騒音が睡眠の妨げとなる場合があるため要注意です。
対策としては、ハムスターのケージを寝室から離れた場所や別の部屋に置いたり、静音設計の回し車を選ぶなど、騒音対策への工夫が必要です。
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脱走に注意
ハムスターは小柄で柔軟性があり、ちょっとした狭い隙間からも脱走してしまうことがあります。そのため、お世話をした後にドアがしっかり閉まっているかの確認や、ケージの金網部分の隙間から脱走ができないかなど、十分な注意が必要です。
市販のプラスチックケージには天面が金網になっているものがあります。ハムスターは非常に器用なため、ホイールや巣箱の上に乗り、天面の金網にうまくしがみつき脱走してしまうことがあります。天面だからと安心せず、ちょっとした狭い隙間には注意が必要です。
日常的な温度管理が必須
ハムスターは体温調節が苦手で特に寒さに弱い動物です。寒冷地で飼育する場合は、暖房対策が必要です。暖かい場所にケージを置いたり、冬季にはヒーターや暖房器具を利用することで、ハムスターの健康を保ちましょう。
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多頭飼いに注意
複数のハムスターを同じケージで飼育する場合、交配や喧嘩を避けるための対策が必要です。一般的にジャンガリアンハムスターは多頭飼いしやすいと言われています。ゴールデンハムスターは縄張り意識が強く、1ケージに1頭の飼育が推奨されています。
ハムスターはかなり繁殖力が高いので、同性同士でペアにすることが必要です。また、十分なスペースと適切にケージを分けてあげることも必要です。エサの取り合いや寝床の取り合いが起こったり、ハムスターの上下関係でケンカが起こった場合、ケガをしてしまったり最悪死に至る可能性もあります。ケンカが起こった場合には迅速に別のケージに移動させてあげましょう。
ハムスターの噛み癖
ハムスターには噛み癖があります。物を噛む行為は歯がのびるのを防いでいます。ストレスや不安を感じた時には自己防衛で飼い主の手や指を噛んでしまうこともあります。また、ハムスターの種類によって性格の穏やかさや凶暴さが分かれてくるため、事前に知識を持って飼育するハムスターの種類を選ぶことが必要です。
噛まれると痛いだけでなく感染症のリスクもあるため、その対処法や予防策について理解しておくことが重要です。ハムスターと適切な関係を築くためには、次のような対処法や予防策があります。
飼育するハムスターの種類を選ぶ
ハムスターには個体差もありますが、一般的にキャンベルハムスターやロボロフスキーハムスターは攻撃的で人に懐きにくいと言われています。臆病な性格から、必死に自分を守ろうと攻撃的になってしまうところがあります。
対して、ゴールデンハムスターは一般的に大人しい性格と言われています。人に慣れるまでの時間も比較的短いため、早く触りたい!一緒に遊びたい!となりがちな初心者さんに向いている種類です。初心者にはゴールデンハムスターから飼育を始めることがオススメです。
穏やかに接する
ハムスターが噛む理由の多くは恐怖感や不安感によるものです。臆病な性格から、必死に自分を守ろうと攻撃的になってしまうところがあります。また、体調が悪い時にも噛みついてしまうことがあるため配慮が必要です。
ハムスターには急かさず、ハムスターのペースを尊重して接しましょう。まずは飼育環境に慣れるまで時間をかけ、次に人にも慣れてもらい、徐々に信頼関係を築くことが重要です。安心して人にも慣れたハムスターであれば、手の上でエサをあげたり、撫でて遊んだりできます。無理やり触ったりはせず、ハムスターのペースや体調を尊重し、コミュニケーションをとるようにしましょう。
かじり木を用意する
ハムスターはものをかじることで、歯がのびるのを防いだりストレス発散をしています。特に歯がのび始めの小さい頃は歯がかゆいため、物をかじりやすい傾向があります。回し車などのプラシスチック製のものをかじってしまったり、金網部分をかじってしまうことがよくあります。
かじり木を準備してあげることで、家具や他の物を噛むことを防ぐことができます。ケージ内に置いてあげるだけだとあまりかじってくれないこともあるので、そういった場合にはケージの側面に取り付けてあげることでかじってくれるようになります。かじり木を入れているのに家具をかじってしまう時には、かじり木を取り付けて動かないようにしてあげましょう。
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ハムスターとの幸せライフを過ごそう
ハムスターは手軽に飼育でき、親しみやすいペットです。これらのポイントをおさえて、ハムスターと幸せな時間を過ごしましょう!